可能性を狭めず、多様な経験を
仕事もプライベートも大事に

アソシエイト

住吉 真理子MARIKO SUMIYOSHI

東京大学法学部卒業

東京大学法科大学院卒業

当事務所入所(66期)

― MMNを選んだ理由を教えてください。

弁護士を志したきっかけは中学時代

中学校の創立記念式典で聴いた講演が、弁護士を志すきっかけとなりました。弁護士として活躍されている卒業生が講演にいらしたのですが、その方のお話は、当時の私が考えていた弁護士像を大きく超えるものでした。海外で法整備支援に積極的に取り組まれているといったお話を聴いて、弁護士とは、こんなにも広い世界とつながる仕事なのかと感動したことを覚えています。以来、迷わず法学部に進み、ロースクールを経て、司法試験を受けました。

事務所の大きさは「中規模」であることが希望でした。理由は、「クライアントと近い立場で、主体的に接したい」と思っていたから、また、「いろいろなパートナーと仕事ができ、多面的な考え方やスキルを身につけたい」と思っていたからです。そして、何よりも大きな希望として、「できる限り多くの領域をしっかりと経験したうえで、自分のスペシャリティを見極めたい」という思いがありました。そのため、MMNの「長期的な視点で専門性を育てていく」という考えは、まさに自分の希望どおりでした。加えて、すべてのパートナー、アソシエイト弁護士が、企業法務のみならず一般民事に関しても幅広く手がけ、チーム編成もとても自由で流動的であり、さらに、多様な経験の一つとして海外留学の機会もあるなど、MMNは私の理想に近い形の法律事務所だったのです。

― MMNの留学制度について教えてください。

原則として「全員留学」

私にとっては、弁護士のうち"何人か"ではなく、原則として"全員"が「留学に行く」ことが、とても魅力的でした。もともと留学志向は強かったのですが、実務経験に2年間のブランクが出ること、また結婚や出産などのタイミングを考えると、なかなか飛び出すのには勇気がいるな、とも感じていました。けれど、最初から「全員が留学する」ということであれば、思い切り飛び出せます。どのロースクールが良かったか、どんな学びがあるかといったことも気軽に先輩方に聞けますし、資金面での援助制度もしっかりとあります。少し勇気が欲しかった私にとって、この点はとてもありがたく感じました。

― どのような業務を担っていますか。

多様な案件に関与することで得られる豊富な経験

日々の仕事はとても充実しています。例えば、株主代表訴訟に大きなチームでずっと取り組んでいるのですが、普通の訴訟ではあまり接することのない文書提出命令といった手続にも触れられるなど、様々な経験を積むことができました。このように企業のお客様からの法律相談や訴訟、M&Aなどに携わる一方、個人のお客様の相続案件もやらせていただくなど、業務の振り幅はとても大きく、日々刺激を受けています。また、先に述べたとおり案件ごとに色々なパートナーの先生方と組ませていただくのですが、それぞれやり方が異なるので、自分自身の知見やスキルにも厚みや深みが出る気がします。直近では国際仲裁の案件にも携わっていて、グローバルな案件が多々あることにも、喜びを感じています。中規模で、かつ国際法務にも強い事務所にいることのメリットを享受していると思います。

― MMNの働きやすさはどのような点にあると思いますか。

仕事だけでなく、家族・プライベートも大事に

例えば、現状は企業のように産休や育休、時短勤務に関するルールが予めきちんと明文で定められているわけではありません。しかし、規模が小さいからこそ、各人のニーズを丁寧に吸い上げて、オーダーメイドで柔軟に産休や育休を設定して対応する環境となっています。現に、産休・育休後に子育てをしながら仕事を続けられている先輩弁護士の女性もいますし、事務所にいなくてもリモートで作業しやすいような環境の整備も進んでおり、とても心強いです。また、現在、事務所内で産休や育休、時短勤務に関する制度の整備の検討が進められています。中規模ならではの個別のニーズに応じた対応という点に加えて、このような制度が整えば、所属する弁護士にとって、より働きやすい環境になるのではないかと期待しています。

また、ご家族やプライベートを大切にされている先生方が多いこともあり、事務所全体としてこのような働き方に対する理解があると感じています。皆さんしっかり仕事をされながらも、お子さんの運動会や入学式のときにはお休みをとったりされていますし、所内の有志でバーベキューなどのイベントを開催する際には、ご家族を連れて来られる方もいらっしゃったりします。

抽象的な言い方になりますが、事務所全体の雰囲気として、柔軟さというか「やわらかさ」、「しなやかさ」があるように思います。ぜひ、今後もこの「やわらかさ」、「しなやかさ」を維持していければいいなと思いますし、一緒にそうしてくれるような方に集まっていただきたいです。